身丈を めぐって

義母に大島を譲ってもらったとき、身丈が足りず、
袖丈が長い分を使って、共布で足してもらいました。
おかげで、少し身丈が出て、着やすくなりました。

今回の椿小紋。
マイサイズのはずが、なぜか身丈が足らないと
呉服屋さんから連絡がありました。
お嫁入りの時と、最近のとマイサイズは同じです。
袖丈だけは、若い頃は長かったですが。

せっかく洗い張り、染め替え、仕立てをお願いするので、
長い袖丈の分で、少し接いでもらうことになりました。
ところが、受け取りに行ったとき、約束の共布ではなくて、
ビックリしました。

　

共布ではできない理由があったのかも知れません。
わたしは素人なので、よく分かりません。
その場で聞いてみればよかったのですが、
この着物については、担当の方の対応について、
わたしが憤慨したことが以前あり、お店の社長さんや
上の方が謝って、善処して下さったいきさつがあります。
事が順調に進まないときって、重なるんですね。

布を足すことについては、2度目だったので、
着たら大丈夫と思って、そのまま気持ちも着物も
おさめてきました。

時候も体調もよくなり、接ぎ布が気になっていた
椿小紋を出してきました。
ところが着てみたら・・・。
接いだ布が帯の下からバッチリ見えてしまうのです。
共布だと見えても目立たないのですが、
布を足す場所にも関係があるのでしょうか。

一気にテンション下がりました。
今更苦情もいえないし、羽織を着たら分からないし、
母にいたっては、
「これが大きなことの厄のがれだと思ったらいいよ。」
と、慰めてくれます。

とても残念です。
共布で無理なら、その時点でせめて連絡欲しかったという
思いは消えません。
それでも、派手になってしまって、もう日の目を見なかった
着物をまた着られるようにしてもらったことには
感謝しようと思います。

ただ、着物のことで、悲しい思いをするのはこたえます。
安心して、気持ちよくお任せできるのが一番ですから。　

タグ：着物 洗い張り 仕立て

コメント 2

ああ・・それはとても残念でしたね・・・。
私の素人考えにしても、接ぎ布をを足す位置の問題なんだろうと
思ってしまいます。
私も去年、母のしつけ付きの訪問着を着てみたら
既に裾が袋状態でした！
これもその時なら対処して頂けたかもしれず・・・。
それにしても、お母様の心の広いお言葉、素晴らしいです。
by satsuki (2009-11-26 14:41) 

satsukiさん、こんばんは♪
母は年の功で＾＾、慰めてくれました。心強い存在です。（*^_^*）
satsukiさんの訪問着も、しつけが付いた状態で、すでに袋状態とは、
仕立ての方に本当なら対処して欲しいところですよね。
わたしも、言いたいことはあったのですが、これ以上関わることのほうが
悲しいし、とにかく家に持って帰りたい一心でした。

by sakura (2009-11-26 19:56)